通常、パソコンや防犯カメラ等の映像は、HDMIケーブルなどの映像用ケーブルを使用し
てモニターへと接続されることが多いと思います。しかし、映像用ケーブルは配線長に限
りがあり、10mを超えるとー気に精度が落ちてしまいます。
ところが、イベント会場での投影・大きなセミナー会場、デジタルサイネージ等、離れた
場所にあるモニターで映像を投影したい場面が近年増えてきました。
そこで使用する機器が、今回ご紹介する【HDMIエクステンダー】です。
そこで使用する機器が、今回ご紹介する【HDMIエクステンダー】です。
目次
HDMIエクステンダーとは
映像機器の映像を遠く離れたモニターへ映し出す際に用いる機器の事です。
基本的にLANケーブルを使用することで、100m以上離れた場所まで映像を伝送することが出来ます。
種類によっては映像だけでなく、マウスやキーボードを接続して遠隔で使用できる機器
もあり、様々な場面で活用されています。

HDMIエクステンダーの構成
HDMIエクステンダーは受信機と送信機の二つの機器で構成されており、送信機側にパ
ソコンや防犯カメラなどの映像出力機器を、受信機側にモニターをそれぞれHDMIケー
ブルで接続し、受信機と送信機の間をLANケーブルで接続するというとてもシンプルな
構成です。
先の項で出たマウスなどの操作機器を接続する場合はUSBケーブルも接続します。
受信機と送信機にはそれぞれ100V電源も必要になるのでコンセントの空きがあるかも
確認してください。
HDMIエクステンダーのおすすめシチュエーション
倉庫などの在庫管理
画面を事務所と倉庫で共有することでよりリアルタイムな連
携が可能になります。弊社での活用事例もございます!
店舗のメニュー表示
事務所管理のメニューを店頭に表示したい場合にわざわざ外
へ出なくても事務所内で完結。
病院などの待合室
受付番号での案内の際にわざわざ呼び出しに行かなくてもモニター表示でより分かりやすく。音声も出るので視覚障害や聴覚障害の患者さんにも優しい案内が可能
監視カメラの確認
監視カメラの映像を複数個所で確認する事でより多くの人で確認が可能になり、カメラの用途を最大限に活用が出来ます。
以上の様に、映像を出力する機器とモニターの距離がある場面は、思った以上に存在
し、様々な場面でHDMIエクステンダーが活用されています。まだまだ沢山使用例もあります。

待合室

屋外広告

会議・講義

防犯システム
他の機器との併用でより快適に
HDMIエクステンダーは単体でも十分魅力的な商品ですが、他の機器と併用すること
で、より汎用性の高い映像出力が可能になります。
複数のモニターに映像を分配し映像の複製が可能です。
複数の映像を切り替えて表示をする機器、表示内容を簡単切り替え
ることが可能です。
HDMIエクステンダーで延長した映像をさらに遠くにかつ複数のモニ
ターへ接続が可能になります。
HDMIエクステンダーで変換したLANケーブルをメディアコンバーターで光信号に変換、さらメディアコンバーターとHDMIエクステンダー
でHDMIへ戻すことで、さらに遠くへ映像を送ることが可能になります。