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「高解像度」「低遅延」「長距離配線」、快適な監視環境の実現方法を解説

e431の倉庫と事務所(同建屋内だが階が異なり距離がある)では、HDMI/KVMエクステンダー+光ファイバーを活用した遠隔監視システムを構築。
インターネットを介さない、「高解像度」「低遅延」「長距離配線」による快適な監視環境を実現しました。

その具体的なノウハウを徹底公開!
e431の倉庫-事務所のシステム構成

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e431の倉庫-事務所のシステム構成
現場写真で見る、防犯カメラでの遠隔監視システム
倉庫では16台のカメラが稼働。
ピッキングや出荷時の作業を記録。
カメラからの映像は 倉庫内のレコーダーに集約。
レコーダーからの映像出力は HDMIエクステンダーで HDMI→LANに変換(HDBaseT)
さらにメディアコンバーターで 光信号に変換。
光ファイバーは細く取り回しが簡単構内配管を通して2階のオフィスへ。
光信号を再度メディアコンバーター・HDMIエクステンダーでHDMIに変換し、事務所ですべての映像を リアルタイムにチェック。
HDMI KVMコンバーター利用でマウスの信号も事務所まで延長。事務所から直接倉庫内のレコーダーを操作し、過去の映像の確認などが可能。
システム構成の見直しで、こんな効果が!

事務所・倉庫のモニターで「遅延なしで」16台のカメラの映像を確認できる

レコーダーの操作・設定変更も事務所からカンタンに

離れた倉庫との連絡も取りやすくなった


その結果、お客様からのお問い合わせにも迅速に回答できるようになり、スタッフ間のコミュニケーションも増えました。
担当者が語る:e431が本気で組み直した「倉庫ー事務所」遠隔監視システムの裏側
少し前までのe431は、倉庫と事務所が別棟にあり、倉庫内の監視映像は“インターネット越し”に確認していました。
便利なようでいて、実際のところ画質は粗め、操作はワンテンポ遅れる、PCスペックも必要ーーと、「ひとまず使えるけれど快適ではない」状態でした。
そこで 2022 年初頭、オフィスと倉庫の移転をきっかけに、監視システムをゼロから見直すことに。
新しい環境では「事務所は2階、倉庫は6階」。物理距離はそこそこあるため、HDMIエクステンダーだけでは信号距離が伸びきらないことがすぐに判明しました。
解決策:HDBaseT → 光信号の二段構成
そこで、まずHDMI信号をHDBaseTに変換し、さらにメディアコンバーターで光信号へ
この“二段変換”が功を奏し、長距離でも画質・遅延ともに安定した伝送が実現できました。
加えて、光ファイバーはケーブル径が細く、曲げに強く、既設配管にも通しやすいため、施工もスムーズ。
実際、今回は既存の構内配管にそのまま通すだけで完了しました。
「20km対応」という余裕値
今回採用した構成は、レコーダーとモニターの間が最大約20kmまで対応可能。
もちろんe431の倉庫と事務所はそこまで離れていませんが、この余裕値のおかげで、大規模工場・ビル全体の監視構築にも流用できるスペックだと分かります。
一方で、距離が70m以内であれば光変換を省略してHDMI/KVMエクステンダーだけで構成可能
施工環境や建屋規模に合わせて柔軟に使い分けができる点も大きなメリットです。
今回ご紹介した「快適な監視環境の実現方法を解説」について ご質問やご相談などがございましたら、
お気軽にご連絡ください。担当者より御社のご事情や案件に応じた構成などを提案いたします。 お問い合わせはこちらから
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