太陽光発電向け
アルミケーブル

◆ 被害の実態（報道から）

• 2025年上半期：全国で4,161件の金属ケーブル窃盗が確認（太陽光発電所含む）
  → 警察庁によると、被害件数は前年同期より1.5倍の急増 
• 山梨県（令和5年1〜12月）：130件、被害総額約3.93億円の窃盗発生
  → 銅線等が狙われ、前年から57件増加
• 2023〜2024年：関西も被害拡大、特別高圧設備やPCS含む高額被害
  → 関西でも過去最高ペース。PCSやパワコン等の盗難報告
• 静岡など10県で78件、被害額1億1,000万円超
  → 2025年6月20日、静岡県警が全国10県で78件の銅線盗難事件を摘発。総被害額は1億1,000万円
• 千葉県警による防犯指導：地中埋設やフェンス強化、センサー設置など案内
  → 太陽光発電施設向けにフェンス、カメラ、ケーブル埋設など複合的防犯対策を推奨。

◆ 実際の損失は“ケーブル代”だけではない

ケーブルの盗難は、「線がなくなる」だけでは済みません。
以下のような二次的な損害が重くのしかかります。
●設備が止まり、売電収入が途絶える
●新たなケーブルの再購入と再施工コスト
●工程遅延に伴う信用・スケジュールへの影響

つまり、報道される被害額の“何倍もの損失”を生むリスクがあるのです。

◆万全な防犯対策は“高コスト”

防犯カメラやフェンス、監視システムなどの導入は有効ではあるものの、
数ヘクタール規模の太陽光設備にそれらを配備するには費用もノウハウも必要です。

にも関わらず、適切な盗難対策を取っていない場合は、保険加入を断られるケースも出てきています。