銅導体からアルミ導体ケーブルへの変更をお考えの際は、いくつかの仕様上・施工上の留意点があります。
以下をご一読の上、導入のご検討をお願いいたします。
- 導体サイズと電流容量の関係について
アルミ導体は、同じ電流容量を確保するために、銅導体よりも太いサイズが求められるケースが一般的です。
そのため、従来使用していた銅導体ケーブルと比較して、1〜2サイズ上の導体が必要となる可能性があります。
加えて、導体サイズの増加により、管路や配管、支持材などの関連部材のサイズ変更が必要になることもあります。
※設備容量に合わせてケーブルを選定する場合、サイズアップが不要な場合もございます。 - 端子にはアルミ専用品をご使用ください
アルミ導体ケーブルは専用端子の使用が必須です。銅用端子では適切な接続が行えず、事故や性能不良の原因となります。
特に、端子の外形が銅用に比べて大きくなるため、ブレーカーや端子台との接続スペースの確認も重要です。
また、アルミ端子の表面にはメッキ処理が施されており、接続側も同様の処理が必要です。
端子を固定する際のボルトサイズの確認も忘れずに行ってください。
サイズ不一致の場合、締め付けが不十分となり、想定どおりの性能が発揮されない恐れがあります。 - 施工には専用工具が必要です
銅導体用の圧着工具は、アルミ導体には原則として使用できません。施工にはアルミ導体ケーブル専用の工具をご用意ください。
また、接続方法そのものも銅導体とは異なります。
ご不明な点や導入サポートをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。